このたび
紅茶倶楽部に入会させていただき、
少しお勉強してみようと思いました。
ここは、大阪のオフィス街堂島にある
大衆紅茶屋「ムジカ」。
著名な紅茶研究家でいらっしゃる
堀江敏樹さんが営まれている大阪屈指の紅茶専門店です。
近代建築のアクア堂島ビルの3階にあり、エレベーターが開くと
そこはまるで英国の雰囲気ではなくて、植民地時代のインド、スリランカの香りがする空間です。
壁面には、所狭しと紅茶のコレクションが無造作に置かれていました。
ピューターかな・・・?アンティークな感じがして好きです。
戦後、1952年に堀江さんのお父様が趣味と実益を兼ねた「音楽喫茶」を始められたそうで、当時、クラッシック音楽が聴ける喫茶店は大阪には少なく、英語のメニューが並ぶ店内はハイカラなイメージで受け入れられていたそうです。
ワタシは、アフタヌーンティーセットをお願いしました。
Pinotさんお勧めの「ニルギリ」で。
二杯目は、濃い目にミルクティーで。
実は、紅茶で「ニルギリ」なんて初めて聞いた名前です。
紅茶といえばリプトンか日東紅茶、ちょっと贅沢してハロッズのイングリッシュブレックファーストのブレンド・・・
ご年配のマダム方のなにやら楽しげな会話が聞こえてきます。
どうやら昔の「なにわのいとさん、こいさん」のようです・・・
その時代に思いを馳せるには、格好の場所のような気がします。
ティーコゼーも、インド象がいい。
ウエッジウッドやミントンじゃないのがこだわりでしょうか?
「なにわの紅茶屋」で、
紅茶の世界にちょっと触れてみた一日でした。